函館市でバイクを売るには|出張買取4社の対応の違いと手続きの窓口

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函館市は、このサイトで扱う道内5市のなかでは雪が浅い側の市です。気象庁の平年値(統計期間1991〜2020年)で年降雪量は306cm、年最深積雪は45cm。5市でいちばん浅いのは苫小牧市の31cmで、函館はその次に浅い値です。終雪の平年値は4月16日で、5市のなかで最も早く雪が終わります(初雪・終雪の平年値は統計期間1990年8月〜2020年7月)。乗れる期間は5市で長い部類に入る、というのが函館の気象条件です。
ところが、いざバイクを手放す段になると事情は変わります。市内に買取各社の実店舗は無く、公式サイトで北海道への出張買取をはっきり書いているのは、今回比較した4社のうち1社だけでした。つまり、雪の条件は5市のなかでは軽い側なのに、売り先の選択肢は札幌市以外の市と同じだけしかない、という状態です。だからこそ、どの会社が「どこまで来る」と書いているのかを、申し込む前に読み分けておく価値があります。
函館市から申し込める4社の早見表
| サービス | 運営会社 | 北海道での出張の扱い(公式サイトの記載) | 道内の実店舗 |
|---|---|---|---|
| バイク王 | 株式会社バイク王&カンパニー(東京都世田谷区) | 「全国のご自宅へ無料でバイク買取にお伺いします」「一部離島を除く」と明記 | 札幌店1店(札幌市東区東苗穂) |
| バイクワン | 株式会社バイクワン(東京都墨田区) | 「北海道エリアのバイク無料出張査定は当社提携先をご紹介させていただいております。」 | 公式サイトに記載なし |
| バイク館イエローハット(サイト上の表記はバイク館SOX) | 株式会社バイク館イエローハット(埼玉県川口市) | 対応エリア一覧は非掲載。「一部エリアはお伺いが出来ない場合がございます」とのみ記載 | 札幌店1店(札幌市清田区里塚) |
| CTNバイク一括査定 | 株式会社CTN(大阪府寝屋川市) | 訪問査定を行わないオンライン完結型。申込は全国から可能と記載 | なし(売買の当事者ではないマッチング事業者) |
※2026年7月31日に各社公式サイトで確認した記載にもとづきます。対応内容は変更されることがあります。
北海道での対応は4社で中身が違う
「全国対応」という言葉は各社のサイトに出てきますが、その中身は同じではありません。公式サイトの記載だけを並べると、4社は次の4通りに分かれます。
1. 道内に実店舗があり、全国出張も明記しているのがバイク王です。出張買取のページに「全国のご自宅へ無料でバイク買取にお伺いします」とあり、除外として書かれているのは「一部離島を除く」だけ。北海道本島を除く但し書きは見当たりませんでした。ただし、道内のどの市町村まで訪問するのか、函館までの訪問可否や所要日数の目安は公開されていません。
2. 道内に実店舗はあるが、出張の対応エリアが非公開なのがバイク館イエローハットです。買取ページにあるのは「一部エリアはお伺いが出来ない場合がございますので、是非、ご相談ください。」の一文だけで、対応エリアの一覧は掲載されていません。「全国対応」とも書かれていません。オンライン査定フォームの都道府県プルダウンには47都道府県すべてが並びますが、これは申込フォームで選べるという事実にすぎず、出張査定に来られるかどうかを示すものではありません。
3. 北海道だけ扱いが別枠なのがバイクワンです。買取対応エリアのページには「北海道エリアのバイク無料出張査定は当社提携先をご紹介させていただいております。」と書かれています。自社の担当者が即日で出張すると書かれているのは東北から九州までの35都道府県で、北海道はそこに含まれていません。提携先の企業名も、対応する市町村の範囲も、提携先ルートでの出張費・査定料・キャンセル料が同条件かどうかも、公式サイトには書かれていませんでした。
4. そもそも訪問査定を行わないのがCTNバイク一括査定です。「訪問査定なし!オンラインで全て完結!」を掲げる一括査定サービスで、車両画像と書類の内容をもとに複数社が価格を提示する仕組みです。FAQには「全国対応でオンライン買取となりますので、エリア関係なく全国の買取店の中から最高値で売却可能となります。」とありますが、これは申込がどこからでもできるという意味であって、道内に店舗網があるという意味ではありません。
函館の読者にとって重要なのは、この4通りの違いが「誰が、実際に自宅まで来るのか」の違いだという点です。市内に持ち込める店が無い以上、ここが実務上の分かれ目になります。
4社それぞれの中身と、注意しておく点
バイク王|函館まで来ると読み取れる唯一の会社
株式会社バイク王&カンパニーが運営する買取専門店です。設立は1998年9月(創業1994年9月)、従業員数1,029名・資本金590百万円(いずれも2025年11月30日現在)。古物商許可は東京都公安委員会 第308830106853号が「古物営業法に基づく表示」に掲載されています。出張買取は「出張料0円、査定料0円」で、最短当日対応と記載。受付は0120-50-8190が24時間365日です。名義変更・廃車届などの手続きは無料で代行するとしており、関係書類は会員登録のうえPDF形式で約3週間程度でダウンロードできると案内されています。支払いは3万円未満なら当日に査定スタッフから現金、3万円以上は成約日より金融機関の3営業日以内に指定口座へ振込です。
注意点も挙げておきます。まずリユース料です。「年式が著しく経過していたり、状態が悪く商品価値が低いバイクを、再流通させるために必要な諸費用」として、車両の状態によっては支払いが発生する場合があると明記されています。ただし金額・上限・目安はどこにも書かれておらず、「詳細はバイクライフアドバイザー(査定スタッフ)にお問い合わせください」とあるだけです。冬のあいだ屋外に置いて動かなくなった車両は、この但し書きに該当しうるので、査定を受ける前に必ず確認してください。また「キャンセル料」という語での記載は確認できず、無料と書かれているのは「出張料や査定料等」までです。買取強化車種ページの区分は軽二輪クラス・中型クラス・大型クラスの3つで原付の区分が無く、申込フォームの排気量選択肢に「〜50cc」はあるものの、50cc以下をいくらで買うのかを示す情報は公開されていません。会社概要の代表者名と特定商取引法に基づく表示の代表者名が一致していない点も、事実として記しておきます。
バイクワン|「全国無料出張」と北海道の記載が違う
株式会社バイクワン(2007年3月1日設立)が運営します。強みははっきりしていて、個人情報の入力なしで概算額が出るオンライン自動査定があること。メーカー・排気量・車種・年式・走行距離の5ステップで、同社が「バイクオークション相場、業者間取引相場、中古バイク流通相場等を参考に」算出した金額が表示されます。名前も電話番号も出さずに数字の当たりを付けられるので、まだ売ると決めていない段階でも使えます。費用面では「お断り(キャンセル)可能です。一切手数料などはありません」と、4社のなかで唯一キャンセルについて明確に書いています。251cc以上は名義変更・廃車手続きを全て代行し、完了書類は原則2週間以内に送付するとしています。
弱点は冒頭に書いたとおりです。北海道は自社出張ではなく「提携先のご紹介」と書かれており、実際に誰が来て、いくらの条件で査定するのかが公式サイトからは読み取れません。加えて引上げ手数料の但し書きがあります。「※事故不動車の場合は、引上げ手数料をご負担いただく場合もあります。」という一文が複数ページに共通で置かれていて、Q&Aでは対象を「部品取車・事故車・不動車等」としていますが、金額の目安も発生条件の基準もどのページにも書かれていません。さらに買取は「所有者が本人に限ります」とされているため、名義が親族や前オーナーのままの車両はその場で売れない可能性があります。原付(125cc以下)の廃車手続きは代行されず、「後日お客様に市町村役場で廃車の手続きをお願い」と明記されている点も、函館の通勤原付を売る人には効いてきます。道内の拠点の記載は無く、掲載されている古物商許可も東京・埼玉・神奈川・宮城・愛知・兵庫・福岡の7都県分です。
バイク館イエローハット(バイク館SOX)|原付の扱いが明快
株式会社バイク館イエローハット(埼玉県川口市、資本金3,000万円、従業員374名/2026年4月時点のページ記載)が運営します。この記事では運営法人名にあわせて「バイク館イエローハット」と書きますが、サイト上のブランド表記は「バイク館SOX」です。同じ会社なので、どちらの名前で案内されても戸惑わないでください。古物商許可は埼玉県公安委員会 第43109A109300号。この会社の分かりやすい長所は原付の扱いが明示されていることで、必要書類の案内が排気量別にあり、125cc未満は「標識交付証明書」で受け付けると書かれています。名義変更は自社で行い、書類作成は無料で代行、関係書類はおおよそ3週間後に郵送されます。出張査定と店頭査定について「査定額に増減はありません」という記載もあります。
弱点は2つあります。ひとつは対応エリアが非公開なこと。函館まで来られるかどうかは、電話(0120-819-106)かWEB査定で個別に確認するほかありません。もうひとつは入金タイミングの記載が同じページ内で食い違っていることです。買取の流れのページに「買取り代金は、3営業日以内にお客様の口座にお振込みいたします」と「車両お預り日の翌日にお客様のご指定口座に買取代金をお振込みします」の2通りが併存しています。どちらが正しいかはページからは判別できないので、入金日を当てにして予定を組むなら事前に確認してください。「キャンセル料」という語での明示的な記載も確認できませんでした。なお道内の店舗は札幌店(清田区里塚二条7丁目1-1、TEL 011-887-5615、10:30〜19:00、火曜定休。12月は火曜日休み)1店のみで、函館からは持ち込みの現実味がありません。
CTNバイク一括査定|現車を見せずに複数社を比べられる
株式会社CTN(2009年11月16日設立、大阪府寝屋川市)が運営する一括査定サービスです。バイク版は2024年6月3日開始と比較的新しいサービスで、「STEP1 申込み → STEP2 買取店10社へ一括送信 → STEP3 買取店10社が査定額を提示 → STEP4 売却先を決定」という流れが案内されています。現車確認が不要で、車両画像と書類の内容をもとに価格が提示される仕組みなので、雪でバイクを出せない時期でも数字を集めはじめられるのが構造上の利点です。ここは、出張査定に依存する他の3社と性格が違うところです。ただし、金額が出たあとに現物を誰がどう引き取るのかは公式サイトに説明が無く(後述します)、「雪の時期でも売却まで完結できる」とまでは読み取れません。
ただし、函館の読者が知っておくべき未記載事項が多いサービスでもあります。CTNは利用規約第1条で「当社は、お客様と中古車買取店との間の売買契約その他一切の取引について当事者または代理人となるものではありません」と明記しており、実際に買うのは提携店側です。その道内の参加買取店は公開されていません。同社サイトの北海道向けコラムに道内の店舗が列挙されていますが、これはCTNの提携店一覧ではなく第三者の店舗を紹介する記事で、函館市の店舗は1件も載っていません。そして最も大きいのが、売却先が決まったあと、誰がいつどこへバイクを引き取りに来るのか、道外の業者が落札した場合の輸送費をどちらが負担するのかが公式サイトに一切書かれていない点です。査定料・キャンセル料・サービス利用料が無料である旨の明記もありません。個人情報の提供先についても、バイクのページは「査定額上位10社(最大)」、リンク先の利用規約は「最大3社」と数が食い違っています。連絡についても、電話が何社から来るのかの説明はなく、逆に公式サイトの利用者の声には「一括査定に申し込んだ後すぐに何社か電話が来ました」という記述が載っています。原付・軽二輪で申し込めるかどうかも、公式情報からは判断できません(説明が車検証を前提にしており、車検証が交付されるのは251cc以上のためです)。古物商許可番号と特定商取引法に基づく表示も、公式サイト上では確認できませんでした。
函館市での現実的な進め方
市内に持ち込める店が無い以上、函館では電話で「自宅まで来られるか」を確認するところから始めるのが最短です。順番としては、出張が明記されているバイク王にまず条件を聞き、そのうえでバイク館イエローハットに函館が出張範囲に入るかを確認する。バイクワンは個人情報なしのオンライン自動査定で概算だけ先に見ておき、実際に依頼するかは提携先の条件を聞いてから決める。CTNは現車を出さずに複数社の金額を並べられる手段として使い、ただし引取の段取りと費用負担を申込前に必ず質問する。査定段階の費用については、バイク王が「出張料0円、査定料0円」、バイクワンが「出張料、査定料、諸費用等、一切無料です」、バイク館イエローハットが「バイク館買取りの出張査定は、すべて無料です」と書いています。一方でCTNは、査定料・キャンセル料・サービス利用料が無料である旨の記載が公式サイトに見当たりませんでした。3社と同じつもりで申し込まず、費用の扱いを先に聞いてください。
もうひとつ函館固有の事情として、二輪車の母数の小ささがあります。自動車検査登録情報協会の統計(令和8年4月末現在)で、函館運輸支局管内の二輪車は10,608台。道内7支局のうち少ない側で、札幌運輸支局管内の85,500台とは8倍近い開きがあります。ただしこの数字は軽二輪(125cc超250cc以下)と小型二輪(250cc超)の合計で原付を含まず、また運輸支局の管轄区域単位であって市単位ではありません。台数が少ない地域は業者が回りにくいという一般論はありますが、それが査定額にどう影響するかを示すデータは公的にも民間にも見当たらないため、金額の予測には使えません。買取額は車種・年式・走行距離・状態で決まるので、各社の査定で個別に確かめてください。
売る前に済ませておく手続き|原付は市役所、125cc超は函館運輸支局
北海道運輸局の登録手続案内には「排気量125cc以下の二輪車は、各市町村へお問い合わせください。」と明記されています。窓口は排気量で完全に分かれます。ここを取り違えると二度手間になるので、自分の車両がどちらかを先に確認してください。
125cc以下(原付第一種・第二種)
函館市の窓口は財務部税務室 市民税担当 法人・諸税部門(軽自動車税担当)で、場所は東雲町4-13の2階10番窓口、電話は0138-21-3207です。加えて亀田・湯川・銭亀沢・戸井・恵山・椴法華・南茅部の各支所でも申告できます。本庁のほかに7か所の支所が受付先として案内されているのは、旧町村域が広い函館ならではで、5市のなかで最も窓口の選択肢が多い形です。東雲町まで出るのが遠い地域にお住まいなら、最寄りの支所を確認してみてください。
125cc超(軽二輪・小型二輪)
手続き先は函館運輸支局で、市内にあります。苫小牧市のように市外の支局まで出向く必要がないのは函館の利点です。ただし函館の場合はもう一段あります。軽二輪・小型二輪については、函館地区自家用自動車協会(電話0138-49-6378)を通じて市への軽自動車税申告書の提出が必要と案内されています。運輸支局で登録手続きを済ませて終わり、ではなく、市への申告までが一続きになっている二段構えです。この点は函館市の案内に固有のもので、他市の手順をそのまま当てはめると抜けます。
申告を忘れると、どうなるか
函館市のページには、「申告をしないといつまでも旧所有者(旧使用者)へ軽自動車税が課税されます」という強い警告文が書かれています。バイクを人手に渡したあとも、申告が届いていなければ課税は元の所有者に向き続ける、ということです。しかも函館市は「軽自動車税は自動車税と異なり月割課税(還付)の制度はありません」と明記しており、賦課期日は毎年4月1日。4月1日時点で所有者になっている人に、その年度分が全額かかります。売却の話がまとまったら、名義変更や廃車の申告が実際に完了したかどうかまで見届けてください。業者に代行を頼んだ場合も、完了書類が手元に届くまでが自分の仕事です。前述のとおり、代行の範囲は会社ごとに違います(バイクワンは251cc以上は代行するが原付の廃車は代行しない、CTNは名義変更・廃車についての記載自体がない、など)。
雪と、売ると決める時期の関係
函館の月別降雪量の平年値は、1月91cm・12月79cm・2月74cm・3月41cm・11月18cm・4月2cm。ピークの1月でも札幌の137cmや旭川の125cmとは差があり、4月はほぼ雪が降りません。年最深積雪45cmも5市で2番目に浅い値です。一方で年間雪日数は118.7日あり、苫小牧の103.5日や帯広の79.2日より多い。降る日数はそれなりにあるが、深くは積もらず、終わるのが早い——これが函館の冬です。
ここで注意したいのは、「雪解け前に売ると高い」「春が売り時」といった話に裏づけとなるデータが無いことです。買取価格の季節変動を示す公的な統計は存在せず、今回確認した4社の公式サイトにも、積雪期の査定額に関する定量的な記載はありませんでした。冬季の出張査定に対応するかどうかについても、4社とも公式サイトに記載がありません。
代わりに、日付が確実に決まっているものが2つあります。ひとつは軽自動車税(種別割)の賦課期日4月1日。もうひとつは函館の終雪の平年値4月16日です。この2つを並べると、「4月16日ごろに乗れるようになるが、その半月前の4月1日にはもう次の年度の課税が確定している」という関係が見えます。乗らない冬のあいだに手放すかどうかを決めておけば、4月1日をまたがずに済む——これは需給の予想ではなく、日付の事実から出てくる段取りの話です。冬前に売るか、春まで待つかを計算で、自分の車両の条件を入れて整理してみてください。
今回外した2社と、その理由
バイク買取の比較記事でよく並ぶサービスのうち、次の2社は公式サイトの記載上、北海道が出張対応の対象外のため、この記事の比較から外しました。金額だけを見て申し込むと、手続きが進まない可能性があります。
- バイクBOON……トップページに「※関東圏(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木)および福島、長野、山梨、静岡、愛知が無料出張エリアです。」と明記され、買取を「関東圏および福島、長野、山梨、静岡、愛知に限定して強化中」としています。加えて申込フォームの都道府県プルダウンに「北海道」の選択肢がありません(宮城から和歌山までの24都府県のみ)。申込ページには「全国対応致します」という表記もありますが、トップページのエリア限定の記載と食い違っており、事実として使えません。
- バイク買取相場シミュレーター(バイクパッション)……公式サイトの3か所で北海道が対象外と書かれています。トップに「北海道と離島を除く日本全国に今日、無料出張査定にお伺い出来ます」、FAQに「(2020年3月現在:北海道エリアのお伺いを一時休止しております。大変申し訳ございません)」、店舗紹介に「沖縄と北海道を除いた日本全国」。この但し書きは2020年3月の日付のまま、2026年7月31日時点でも掲示されています。北海道在住者向けの代替手段(宅配買取や陸送の案内など)の記載も見当たりませんでした。相場シミュレーター自体はエリア制限なく使えますが、金額が出るだけで、そこから売却に進む道筋が北海道には用意されていません。
よくある質問
函館市内に持ち込める買取店はありますか?
今回比較した4社に関しては、函館市内に実店舗はありません。道内の実店舗はバイク王 札幌店(東区東苗穂)とバイク館 札幌店(清田区里塚)の2店だけで、いずれも札幌市内です。したがって函館では出張査定かオンラインでの申込が基本になります。なお、バイク王の持ち込み買取は「一部店舗」での対応とされており、札幌店が対応するかどうかは公式サイトからは確認できませんでした。
原付を売ったあとの廃車手続きは、業者がやってくれますか?
会社によって違います。バイク王は「名義変更・廃車届けなどの面倒な手続きも、すべて無料でバイク王が代行させていただきます」と排気量の区別なく記載しています。バイクワンは原付の廃車は代行せず、「後日お客様に市町村役場で廃車の手続きをお願い」と明記しています。バイク館イエローハットは排気量別の必要書類の案内はありますが、「廃車代行」という独立した明記は確認できませんでした。CTNは名義変更・廃車についての記載自体がありません。自分で行う場合の窓口は、函館市財務部税務室 市民税担当 法人・諸税部門(東雲町4-13、2階10番窓口、0138-21-3207)または各支所です。
冬のあいだでも出張査定に来てもらえますか?
今回確認した4社とも、積雪期・冬季の出張査定の可否や制限について公式サイトに記載がありませんでした。「冬でも来てくれる」とも「来られない」とも書かれていないため、実際の可否は各社に直接確認してください。函館は最深積雪の平年値が45cmと5市では浅い側ですが、年間雪日数は118.7日で、旭川の151.5日・札幌の134.5日に次ぐ5市の中位です。雪が浅いことが、出張査定の対応可否を保証するわけではありません。
雪のあいだ外に置いていて、エンジンがかからなくなりました。売れますか?
買取自体を受け付けている会社はありますが、費用が発生する可能性がある点は事前に確認してください。バイクワンには「事故不動車の場合は、引上げ手数料をご負担いただく場合もあります」という但し書きがあり、Q&Aでは対象を「部品取車・事故車・不動車等」としています。バイク王には「年式が著しく経過していたり、状態が悪く商品価値が低いバイク」に対するリユース料の記載があります。どちらも金額の目安や発生基準は公式サイトに書かれていません。査定を申し込む段階で「自分の車両は該当するか、該当する場合いくらか」を聞いておくのが確実です。
バイクの名義が親のままです。そのまま売れますか?
バイクワンは買取を「所有者が本人に限ります」としているため、名義が本人でない場合はその場で売却できない可能性があります。バイク王は原則として名義人本人の立ち会いが必要で、名義人と売主が異なる場合は同社指定の委任状と名義人の身分証明書が要り、事前の電話確認が必要と案内しています。函館市の軽自動車税の申告とも関わる部分なので、名義の状態は最初に伝えてください。
まとめ
函館市は道内5市のなかでは雪が浅い側で、終雪も4月16日と5市でいちばん早い市です。それでも売り先の事情は他市と変わらず、市内に持ち込める店は無く、公式サイトで北海道への出張を明記しているのはバイク王だけ。バイク館イエローハットは対応エリアが非公開、バイクワンは北海道のみ提携先の紹介、CTNは訪問なしで比べられる代わりに引取の説明が無い——この4通りの違いを把握したうえで、まず電話で自宅まで来られるかを確認するのが函館での進め方です。
そして、売ったあとが本番です。函館市が「申告をしないといつまでも旧所有者(旧使用者)へ軽自動車税が課税されます」と書いているとおり、手続きが完了するまで課税は自分に向いたままになります。原付は市役所(または各支所)、125cc超は函館運輸支局と函館地区自家用自動車協会経由での市への申告。窓口を間違えないことが、いちばん確実な節約です。旭川市、帯広市、北海道全体のまとめもあわせてご覧ください。
出典
本記事の数値・記載は、以下の各サイトを2026年7月31日に確認したものです。料金・対応エリア・手続きの内容は変更されることがあります。実際の条件は必ず各社の公式サイト・函館市の窓口・函館運輸支局でご確認ください。
- 各社公式サイト:バイク王(8190.jp/8190.co.jp)、バイクワン(bikeone.jp)、バイク館イエローハット(bikekan.jp)、CTNバイク一括査定(ctn-net.jp)、バイクBOON(kaitori-do.com)、バイクパッション(bike-passion.net)
- 気象庁 平年値(函館・札幌・旭川・帯広・苫小牧)/降雪量・最深積雪・雪日数は統計期間1991〜2020年、初雪・終雪は統計期間1990年8月〜2020年7月
- 自動車検査登録情報協会「都道府県別・車種別自動車保有台数(軽自動車含む)」令和8年4月末現在
- 北海道運輸局「登録手続案内」「運輸支局等の管轄区域」
- 函館市「軽自動車税の概要」
オンラインでバイクの査定額を比較する選択肢
CTNバイク一括査定は、車両の写真などを使って査定を依頼するオンライン比較サービスです。公式FAQは全国対応を案内していますが、売却先が決まった後の引取方法や輸送費の扱いは個別に確認してください。地域の出張査定サービスとは手順が異なります。初めて利用する方は、車両情報と連絡先を確認して申し込み、提示された条件を比較しましょう。
北海道の主要5市の年最深積雪(平年値)
気象庁の平年値(統計期間1991〜2020年)。観測地点の値で市全域の代表値ではありません。
データを表で見る
| 札幌市 | 97cm |
| 旭川市 | 89cm |
| 帯広市 | 71cm |
| 函館市 | 45cm |
| 苫小牧市 | 31cm |
函館市の月別降雪量(平年値)
気象庁の平年値(統計期間1991〜2020年)。函館の初雪は11月1日、終雪は4月16日。終雪は5市で最も早い(初雪・終雪の統計期間は1990年8月〜2020年7月)。
データを表で見る
| 1月 | 91cm |
| 12月 | 79cm |
| 2月 | 74cm |
| 3月 | 41cm |
| 11月 | 18cm |
| 4月 | 2cm |
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- CTNバイク一括査定株式会社CTN
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